読書感想文:『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』18巻

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』18巻はどんなラノベ?

GA文庫公式サイトより引用
あらすじ

【ヘスティア・ファミリア】率いる『派閥連合』vs 【フレイヤ・ファミリア】。ベルくんを賭けた『戦闘遊戯(ウォーゲーム)』が始まった。

鮪田スコア

83点 ★★★★★★★★☆☆

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』18巻を読んでみた!(※ネタばれあり)

今回の記事は、とくにストーリー内容に多く触れているのでご注意を。すでに読んだ人向けの記事です。


読書の罠

18巻、めっちゃ熱かったです。
滾って、泣いて、感動して、大忙しの640ページ。
堪能しました。

ところが、あろうことか私、あんまりお話に没頭してなかったんです。
大好きなダンまちの、1年9か月ぶりの新刊なのに!
没頭してなかったのは、読みながらずーっと「引っ掛かり」があったからです。

引っ掛かりとは何か、
もったいぶらずに言いますけど、

連合にアイズさんがいなかったことです。

これほんと、私が勝手に思い込んでたことなんで!
物語を否定とかの意図はぜんぜん無いので!

当たり前だけど、物語は作者さんのものですし、
お話自体、めちゃめちゃ面白かった。

「勝手な思い込みに囚われて、勝手に引っ掛かってた」というだけのことなのです。
思い込みで嵌った読書の罠について、聞いてくれたら嬉しいです。

17巻を読み終わったときの私

17巻のラストでウォーゲームが決まったとき
フレイヤ様が、ヘスティア様に言いました。

「貴方達はいくら徒党を組んでも構わない。外にいる【ファミリア】とも協力すればいいわ。私は、私達の【ファミリア】だけで迎え撃つ」

ここを読んで、真っ先に頭に浮かんだイメージが
ベルくんアイズさんが、お互い背中を預けて戦う姿だったんですよ。

ウヴォオオォォァァァ!!!胸熱ッッ!!!
ヒッヒッフーヒッヒッフー。。。

…と荒ぶっていた私。。。

助けてもらった屈辱的な出会いから、
剣を教えてもらう師匠になって、
ゼノスの件では対峙したりもして、
ついには、アイズさんと並んでもおかしくないくらい強くなったベルくん。

ようやく、二人が肩を並べて共闘するところが見れるんだ!!
って思い込んだ私を笑ってやってください。。。

なんかもう、そのシーンを早く読みたくて、
もっと言うと、そのシーンだけは約束されているような勘違いをして、
1年9か月を過ごしてしまったのです。

18巻を読んだ私

そしてついに、18巻発売。

はたして、
開始3%で明かされた「ロキ・ファミリア不参加」

えっ・・・・?
いやいやいやあの・・・・
・・・・・・・えっ?

往生際が悪い私は、

そ、そうか!見えた…!
これは……改宗(コンバージョン)!!!!

終盤、ベルくん絶体絶命のピンチで、
アイズさんが現れて「改宗して来ちった☆」という神展開にちがいない!!!(思い込みの上塗り)

・・・・・・。

来ねえ。。。

アイズさん、めっちゃファミリアのテレビの前で応援してた。

「ベルくん必勝」のタオルを首にかけて、ポップコーン片手に夢中で観戦してるアイズさんというのも萌えますけども。。。!!(※妄想です)

まとめ

ということで、「勝手な予想に囚われると、せっかくの物語に心から没頭できない」という、読書の罠についてでした。

何よりも、ちょっとした思い込みで、せっかくの、ヘディン師匠や、リューさんや、ダフネちゃんや、リリの物語に没頭できなかったの、ほんともったいない。

ふう。。。
吐き出してちょっとすっきりです。

切りかえてこ。
何度でも読み直しゃいいんだよ。